髪の毛と光がきれい。
ネタバレですが、単にジンジャーという女の子の世界への開眼と父親と親友の喪失を描いています。70年代のイングランドの雰囲気が感じられます。ジュークボックスっていいなー
ジンジャーはかなり変な家庭に生まれた子で、母親は20代の画家志望だったつけまと巨乳が目に付くビッチで、その夫も社会主義かなんかで投獄経験のある心に傷を負った!ただのばかやろーで、その周りに色んなゲイの教授やら同じく教授の叔母さんがいて、ジンジャーは核兵器が世界滅亡につながるかもしれないという事実を知ってから反戦運動家になろうと集会に通ったりします。そのジンジャーの親友がこれまた反体制、じゃなくて反抗期を絵に描いたような不良娘ローザなんだが、ジンジャーとは同じ時間に生まれたかなんかで仲がいい。毎日とりあえずムラムラしてしょうがないっていうビッチ、でこいつがジンジャーの父のローランドとスリープウィズしてしまうわけだ。しかも、ジンジャーが寝てる横の部屋で音をかすかに漏らしながら!ジンジャーは自分の日々の気持ちをしに書くので大概夜は起きてる。ローランドは本当の愛を見つけると…っとか言ってかなり本気に、そしてローザも私は彼の痛みを癒すことが出来ると思うなんてほざく。ローランドは自分は社会からの圧迫にいつも傷ついてきた。そして、そして、最後ジンジャーはこれをみんなの前で告白することになる。ローザが妊娠したからだ。そして母親はオーバードーズで自殺。病院のベンチで例のポエムに書きつける。ローザは許しを乞うたのだから母親が目覚めたら許そう。ジンジャーは大人へと成長。めでたし。
こうやって話だけ書くと怒りが倍増する。くだらん人間という一面は生まれたらなかなか払拭は難しい。そいつがアウトサイダーで世間体を敵とするやつだったらなおさらで。
大人になるためにジンジャーのように許さなければならないのか。
大人になるためにジンジャーのように許さなければならないのか。