2012年1月16日月曜日

映画は頭を解放する

ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー著
出来るはずのない所にできる影は、情感をもっともらしくするのに役立つが、それは突き放したいような情感だ。「風と共に散る」のカメラアングルもほとんど斜めのものばかり。大抵は下からで、物語の違和感が観客の頭の中に生じるのではなくて、スクリーンの上で生じるよう選び抜かれている。ダグラス・サークの映画は頭を解放する。

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