スティーグ・ラーソンはスウェーデンのジャーナリスト及び作家。反人種差別主義。
ミレニアム1ドラゴン・タテゥーの女
ミレニアム2火と戯れる女
ミレニアム3眠れる女と狂卓の騎士
推理小説三部作の作者である。同作は彼の処女作にして絶筆作品。2部を書き終えた時点で出版社と契約するもその発売を待たずして心筋梗塞のため死去。当初それは五部作の予定で、かれのパソコンには4部目の4分の3程の下書きがあったそうだが、恋人と結婚していなかったためとかで、彼自身の遺志である出版の目途はたっていない。
第1部の原題
"Män som hatar kvinnor" は直訳すると「女を憎む男」であり、シリーズ全篇を通して、女性への偏見・軽蔑・暴力がテーマとなっている。
本国スウェーデンでは、第1部が出版されるや大変な人気を博し、第1部の刊行から約3年でシリーズ合計290万部を売り上げるベストセラーとなり、「読まないと職場で話題に付いていけない」と言われるほどであった。
消費税などが高い分、北欧では社会福祉が充実している。町並みも綺麗で、その中で繰り広げられるドロドロ・サイコサスペンスに少々面食らってしまう。様々な社会的偏見を扱う作品は多い。そしてそれが国家の機密にも根ざしているものという本作設定は作者自身を危険に陥れるものであったに違いない。まさに映画のまんまだ。
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